手前味噌づくり、それは妊娠〜出産までのプロセスのように思います。
大豆は水洗い後に一晩浸水させます。
その後、新しいキレイな水で、ゆっくり3時間ほどかけて茹でていきます。
大豆が柔らかくなったら、指で丁寧に「ありがとう」を唱えながら、ひと粒ひと粒をつぶしていき、そして塩と麹を混ぜて(塩切り麹)、空気を抜きながら容器に詰め、その後は10ヶ月かけて季節の移ろいと共に天然醸造で熟成させていきます。
時間をかけて成長を見守り、育ったら、ご家庭の食卓で美味しく味わっていきます。
- つくる喜び
- 育てる喜び
- 味わう喜び
ただ単に食べるだけではなくそのプロセスも含めて、3倍以上の喜びを感じられる、それが『祈りの味噌づくり』です。
10ヶ月かけて成長を見守って、無事に完成したときの喜びは、なにものにも変えがたいものがあります。
我が子の誕生を喜ぶ。
我が子の成長を見守る。
まるで妊娠期間と同じように、十月十日をかけて、見守り育てていきます。
無事に完成したときには、出産のように我が子の誕生を祝います。
ちなみに今年2月に仕込んだ味噌を先日解禁しましたが、ピカピカ生き生きとしていて、生まれたての赤ちゃんのように、いのちいっぱい輝いていました。
生まれてからは、ただただ愛おしさを感じる。味わう。共に歩んでいく。
是非、世界でひとつだけのご自身の味噌を味わってみてくださいね。