味噌づくりって興味はあっても、日々忙しい毎日で、なかなかゆっくり時間を取って取り組むのは大変だったりしますよね。
まず、仕込みたい日から逆算して、前日に豆を洗い、浸水するところから面倒くさいわけです(笑)
え~、いますぐやりたいのに!って思いますよね。笑
初めて手作り味噌を作るときに一番のオススメは、味噌づくり教室に参加すること。
理由は先生や他に参加されている受講者の皆さんの体験談である、生の声を聞けるからです。
最近ではネットで検索したらレシピなんてすぐに出てくるし、YouTubeでだってわかりやすく伝えてくれている。
でもそれらは一方通行なので、双方でコミュニケーションが取れるリアルが一番いいですね。
そうは言っても、遠方の方だったり、子育て中の方だったり、リアルで参加できない方は、まずはご自身でやってみるときには、できるだけハードルを下げることをオススメします。
たとえば仕込む量を500gや1kgにしてみる。
たとえば長期熟成ではなく短期熟成のレシピにしてみる。なぜなら1か月後2か月後に成果物が得られるとわかれば頑張れますよね。
というわけで、小豆で短期熟成の味噌を仕込んでみます。熟成は一カ月なので、一か月後にはお召し上がりいただけます。
効能
味噌のほとんどは大豆で作られていますが、豆ならなんでも味噌にできます。
小豆以外には、大豆、黒豆、ひよこ豆、金時豆などもよく使われます。
豆の栄養により効能も変わり、味わいも変わりますので、是非、大豆味噌以外にもチャレンジしてみてください。
小豆の赤い皮には抗酸化作用があるとされるアントシアニンが含まれている為、アンチエイジング効果があります。
小豆は「赤いダイヤ」と言われ、味噌汁に使えば飲む美容液と言われています。タンパク質、ビタミンが豊富です。
短期熟成と長期熟成の違いは
【レシピ】小豆味噌
準備するもの(食材)
出来上がり1kg分
- 小豆:200g ※豆ならなんでも味噌にできる。大豆、黒豆、ひよこ豆などもよく味噌作りに使われている。他には金時豆。
- 天然塩:80g
- 米麹:400g(生の麹) ※生の麹が良い。乾燥の麴に比べて発酵させる力が強い為。
準備するもの(調理道具)
- キッチン測り
- 鍋(容量1リットル以上) ※今回の場合、豆200gの三倍以上の容量目安
- ざる
- アルコール(飲用できるもの)たとえば無味無臭のホワイトリカー、他には焼酎、泡盛など、度数が30度以上が望ましい。
作り方
- 小豆を5回水洗いする
- ひと晩(10時間)浸水する。(例えば前日22時に浸水させたら、翌日8時から茹で始めることができる。)
- 2時間茹でる。途中、水嵩が減ってくるのでぬるま湯をたしながら、小豆が水から出ないように、常時浸された状態にしながら、茹でていく。
- 茹で上がったらざるにあげ水気を切っておく。茹で上がり目安は親指と小指でつまんだら潰れる柔らかさです。
- 水気が切れた小豆を温かいうちにつぶしていく。
- 塩きり麹を準備。
- つぶした小豆と塩きり麹を混ぜ合わせる。
- 消毒済みの容器に空気を抜くように詰めていく。
- 表面を平らに整える。でこぼこになっていたらそこからカビが発生する原因となる。
- カビの発生を抑えるため、表面に振り塩をしてから、ラップで密閉させる。
- ラップの上から重しをのせる。重しはビニール袋に塩を入れてこぼれないように口を縛っておいたものを使うとよい。味噌への圧が均一になるように置く。
- 一番外側は、ほこりを防ぐために、新聞紙やペーパーナプキンなどでおおっておく。
- 常温保存で、一か月後に完成
熟成期間
- 夏:二週間
- 冬:一カ月
保存場所
- 常温の室内
- 直射日光の当たらない場所
- 冷暖房が直接当たらない場所
オススメの食べ方
- 野菜ディップ
- 味噌汁
まとめ
とっても簡単に仕込めますので、ぜひ作ってみてください。